
ゆりかもめ新橋駅を降りたら11:30過ぎ。当初予定していなかったが、早めの昼飯を新橋でとることにした。
立ち寄ったのは、銀笹。
店主のバックボーンが日本料理ということで、流行りのつけめんとは方向性の異なるつけめんにありつけるだろう、と期待して訪問。
大通りの路地裏にあるが、銀笹とかかれた白い看板が目印になるので見つけやすいはず。
店を入ると中は黒で統一されたシックな内装。右手にある食券機で「銀笹塩つけめん850円」の食券を買う。塩以外には白醤油を使ったスープがある。
食券を店員さんに渡し、席につく。カウンター席はなくテーブル席のみ、という変わったレイアウト。
まず、配膳されるのは薬味。あおさ海苔と揚げた根菜(ニンニク、ゴボウとか)。
当然ながらこれを単品で食べてはいけない。お茶を飲みながらつけめんがくるのを待つ。
暫くたって麺、スープが配膳される。
一言でいうと上品。期待どおり流行りの味とは異なる一杯。
まず、スープ。魚介のいい出汁を使った、シンプルかつ奥行きのある味わいの塩スープ。
つけめんなので、塩気は強め。
そこに浸ける麺は、細ちぢれ麺。冷水でしめているため、かなりキュッとしまっている。
味よりも喉越し重視。しっかり水洗いされているため、麺がスープによく絡む。
(先日つけめんLoveなケーキ屋のパティシエオジサンに教えてもらったのだが、水切りの甘さより、しっかりヌメリをとらない方がスープの絡みを悪くするらしい)
そしてスープ内のサブライズ、レンコン入り鯛つみれ。これ、美味しい。最近、個人的にレンコン団子(鶏肉とか豚肉とすりおろしたレンコン混ぜてこねて丸めた団子)にはまっているのだが、鯛とレンコンもかなり相性よい。
ふんわりした鯛つくねの食感とレンコンのサクサクとした食感が楽しく、鯛の淡泊ながらもしっかりしたな味を堪能できる。
麺上には炙りチャーシュー、メンマ、水菜、白髪葱、針唐辛子。チャーシュー
炙りチャーシューやメンマも丁寧に作られていて旨いのだが、特筆すべきは白髪葱などの薬味。淡麗スープのため、こういった薬味がよいアクセントになる。
そしてスープ割り。さらに上品で優しい味わいに進化。
サイドメニューの鯛めしにスープをかけることで鯛茶漬けになるそうだ。頼んでおけばよかった。。スープ割後のスープ、素材ひとつひとつに対する真摯な仕事ぶりから、美味いであろうことが想像できる。
流行の味のつけめんに飽き飽きしている人に大プッシュしたい一杯。もちろん、そうでない人にもオススメ。
◆店舗情報
所在地:東京都中央区銀座8-15-2 藤ビル1F
営業時間:11:30〜15:00/17:30〜22:00(スープ終了時閉店)
定休日:日祝
◆評価
麺:3点 汁:4点 具:4点 CP:2点 +α:4点
合計:17点(25点満点)